2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『風櫃の少年』

ホウ・シャオシェンの1983年制作映画。 澎湖諸島の田舎町・風櫃(フンクイ)から台湾本島の高雄に出てきた少年たちの物語。いや、物語というよりは映像詩と形容したほうがしっくりくるかも知れない。初期作品ながら、ホウ・シャオシェン作品ならではのた…

匂いと想い出

以前、宮台真司と宮崎哲弥のM2対談だったと思うが「80年代といえば人工的で無臭化されたイメージがあるけど、今よりもずっと濃厚な匂いに満ちていたはずだ」という内容の発言があったと記憶している。ぼくはそれを読んでああなるほど、と思ったのだが、…

聞いたことのない話

小咄その1・聞いたことのない話 師匠「今日はな、折角やさかいに『聞いたことのない話』いうのを披露しようと思うんや」 弟子「へえ、聞いたことのない話いうたら、そらまたどないな話ですやろか」 師匠「おい、弟子よ」 弟子「へえ、何でっしゃろ」 師匠「…

隠元禅師については・・・

以下のサイトが詳しいです。 第一義89号 第一義95号 へえ、隠元さんを日本に送り届ける船を用意したのは鄭成功だったのか。鄭成功といえばたしかお母さんが日本人だし、ここにも日本との縁が見えるなあ。明朝から清朝へと政権が交代する動乱期の中国につ…

黄檗山萬福寺

JR奈良線・黄檗駅より徒歩5分くらいのところにある禅寺。 このお寺は江戸時代、中国・福建省から日本に渡ってきた隠元禅師によって開設されたとのこと。噂には聞いていたが、境内の建物には中国風なテイストが濃厚だった。 天王殿の紅いぼんぼり。 大雄宝…

駅ビルシネマで『ロシュフォールの恋人たち』

9月から10月にかけて、京都駅の東階段7階の特設映画館でやっている上映企画です。本作と同じくカトリーヌ・ドヌーヴ主演のミュージカル映画『シェルブールの雨傘』は以前に見たので今回はパス。この『ロシュフォールの恋人たち』は、映画を見ていなくて…

『冬冬の夏休み』

えーと、この映画DVDを見たのは約1週間前、台湾旅行に出かける寸前に見てたんだよね。旅行中のあれやこれやで映画の印象がやや薄れてしまったのはやむを得ないか。とはいえ、なかなか清々しい作品だった。ぼくが買ったDVDボックスの解説には『となり…

台湾よもやまばなし

旅行日記にかきそびれたことを少し。 最初に到着した桃園空港でいきなり体温計を耳に当てられたときはビックリしたが*1、その後もホテルや博物館に寄ったときも1秒くらいで測れる体温計を耳や額にかざされた。台湾ではインフルエンザ対策にかなり神経質のよ…

台湾旅行(4日目・帰国)

3泊目は高雄と同じ国賓大飯店(アンバサダーホテル)。車が行き交って騒々しい街中なのでロケーションとしては高雄より劣るかな。朝食はバイキング方式だが、オムレツ(又はゆで卵)とコーヒー(又は紅茶)は先に注文しておくとホテルの従業員さんがテーブ…

タイトルに中国漢字を使えない・・・

さっき気づいたんだけど、はてなダイアリーでエントリーのタイトルに中国の漢字(份とか)を使うと、Safariでページを開いたときにこの漢字を含めて文章全部が文字化けしてしまうみたい。本文での使用は大丈夫のようです。みなさん気をつけましょう。

台湾旅行(3日目その2・九フン)

ホテルにチェックイン後、地下鉄「忠孝復興」駅まで。駅の1番出口から出てすぐの基隆客運バスで九份(ジォウフェン)に行く。所要時間は1時間強でNT$87。予想通りというべきか、バス停には日本人女子の観光グループが目立つ。運転手さんも心得たもので、わ…

台湾旅行(3日目その1・逸仙公園〜台北駅周辺〜国立台湾博物館)

3日目は再び台北へ戻る。宿泊先の国賓大飯店から高雄捷運(地下鉄)橘線「市議會」まで徒歩10分くらいか。スーツケースをガラガラ引っ張りながら歩いている人はほとんどいない。たいていはタクシーを使うのだろう。ぼくはそういうところでケチなのでタク…

台湾旅行(2日目・愛河〜六合夜市〜美麗島)

台湾3泊4日の2日目、第2弾です。 この日に泊まったのは高雄のアンバサダーホテル(国賓大飯店)。 部屋は広々として心地よく、あいにく真正面ではないがすぐそばを流れる愛河が客室の窓から見える。三十男の一人旅にはいささかミスマッチかも知れないが…

台湾旅行(2日目・左営蓮池譚)

台湾3泊4日の2日目です。 ヒマなので朝方テレビを見ていたら、台湾の漁船が釣魚島(尖閣諸島)付近で日本側に拿捕されたニュースの模様。 ひょっとしてこれか→外交部:日本に拿捕された漁船「フォルモサ酋長2号」の解決を全力支援 - 台湾ニュース - 台北…

台湾旅行(1日目・二二八記念館〜西門〜龍山寺)

初めての台湾旅行にして一人旅。パッケージツアーならぬ3泊4日の旅でした。 30過ぎの男がひとりでノコノコと台湾へ出かけることに何の必然性もないといえばないのだが、まあ、たまにはふらっと海外にでもと思っている人には割と行きやすい、ビギナー向け…

『童年往事 時の流れ』

侯孝賢(ホウ・シャオシェン)の1985年作品。 1950〜60年代の台湾を舞台に、少年時代の侯孝賢とその家族を中心に繰り広げられる人間ドラマ。ただ、この映画は単に「家族の物語」ではなく、ドラマの中から大陸(中華人民共和国)と台湾の対立関係も…

堀川周辺でテスト撮影

昨日購入したCybershotをさっそく使ってみようと自転車で出かけた。 堀川。たしか竹屋町通どおりに架かる橋から南側を眺めた図。 堀川下立売交差点、フレスコ前。横断歩道のラインが若干湾曲して見えるのは気のせい? 三条会アーケード、西側出入り口。 撮影…

ソニーのサイバーショットDSC-W270

本日買ったデジカメがこれ。 最近のカメラはちっこくて軽いなあ、というのが第一印象。 サイズはiPhoneよりも小さく、重量はどっこいどっこいかな。7年前に買ったオリンパスのデジカメは中途半端にでかくて、外出時の持ち運びにいささかのうっとうしさを覚…

チョコレート

新しいデジカメを買おうと出かけ、休憩がてら電気屋近くの喫茶店に入った。そこはセルフサービス式の店で、ぼくのすぐ前に立っていた外国人のご婦人がレジ前の店員に"I want chololate."と注文したのだが、店員にはうまく伝わらなかった様子。 いや、まった…

思うことをつらつらと書いてみる。

ぼくが大学生のころ、伊丹十三が「人の欲するものを、人の予期せぬ形で」とテレビで言っていたのを覚えている。人の予期せぬ形で、というのはなかなか巧い言い方だな、というか、マーケティングの基本なのかも知れない。人々の視線を今までと違う方向にパッ…

台湾高鉄のチケット予約

台湾高速鉄道(俗に言う台湾新幹線)のチケットをオンライン予約してみた。台湾高速鉄道のサイトはトップページやご利用案内など、割と日本語ページが充実しているのだが、予約ページは残念ながら中国語のみ。まあ漢字(繁体字)だからある程度の内容は推測…

『恋恋風塵』

候孝賢(ホウ・シャオシェン)の1987年作。DVDで鑑賞。 互いに淡い恋心を抱いた少年少女が、中学卒業、台北での就職、友人たちとの交流、兵役などを経ていく様を描くドラマ。80年代の候孝賢作品を見たのは初めてだが、彼の映画ならではの長回しが特…

『グッド・バッド・ウィアード』

TOHOシネマズ二条で鑑賞。財宝の在りかが書かれた地図をめぐって「善人・悪人・変人」のガンマンたち(+その他大勢)が旧満州を舞台に争奪戦・銃撃戦を繰り広げるという韓国版ウェスタン活劇。元ネタはセルジオ・レオーネの『続・夕陽のガンマン』。 ま…

夜もクーラーがないとまだ暑い

こことは別アカウントで5年ほど続けていたブログに別れを告げた。まあ、今年に入ってからは開店休業状態で活動らしい活動をしていなかったのでさほどの感慨もなし。とはいえサーバに溜まっているデータが削除されていくのを見るのは何だか長年連れ添ってき…

"I'll see you in my dream"

ジャンゴ・ラインハルト的なジプシー・ジャズ・スタイルも良いけれど、ぼくはやっぱりチェット・アトキンス風にラグタイムっぽく弾くほうがしっくりくるなあ。下の映像は左手・右手の演奏が割と分かりやすく取れているので耳コピに最適。 1コーラス目で左手…

微妙に残暑ざんしょ

夕方から猛烈に眠くなった。パソコンのモニターを見ていたら1分と経たないうちに意識を失ってしまう。気がついたら視線ががくんと下に落ちている。つまり寝入ってしまったわけだ。そんなことばかりが続く。しかも単に眠いだけでなく、耳元で誰かがささやい…

日々雑記

昼過ぎから頭が痛くなった。ぼくが頭痛に襲われるのは日曜日と相場が決まっているのだが、それだけに平日の頭痛は何かしら不吉な気もする。オフィスでは何度も両手で頭を抱えてしまった。帰宅後バファリンを服用したがあまり改善は見られず。 ギターのレッス…