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『氷菓』8話について。

以下、メモ的に。
今回から『愚者のエンドロール』シリーズ。

8話の特色

  • 文字や記号を多用する演出が見られない。
  • ホータローの想像する千反田さんのイメージ映像もなし。
  • 回想や推理のシークエンスなし、古典部メンバーの見たものがそのまま映像化されている(ミステリー映画も含めて)。
  • 依頼者が初めて外部者(古典部以外の人)。
  • 最後にホータローの推理で締めない(4話かけてのシリーズだから)。

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8話からの登場キャラクターについて

見た目が暗そうな女子が目についた。

2年生の制作したミステリー映画に登場する鴻巣さん。見るからに陰気そうなキャラクターだけど、舞台となる建物内では先導を務めるなど冷静な判断力も伺える。ハルヒシリーズで長門役の茅原実里さんが声を担当したのは良いチョイス。

依頼者・入須先輩の「使い」を自称する江波さん。この方も地味で、覇気のない口調が印象的。映画の脚本を担当した本郷さんと友達らしい。

入須先輩。今回の依頼者であり「女帝」の異名を取る。

女帝・入須先輩について

  • 千反田さんの人脈。
  • 口調は尊大だけれど、脅したり、強引に持論で相手をねじ伏せるタイプではなさそう。
  • 依頼にあたっては、ホータローたちに頭を下げるなど、一応礼儀は心得ている。
  • 里志によれば「周りの人間はいつしか彼女の手駒になる」のが女帝たるゆえんらしい。
  • ホータローの推理スキルを知りつつ、最初から彼に直接依頼せず、好奇心旺盛な千反田さんを仲介したところが策士っぽい。

原作との相違点

  • 文集「氷菓」に関するホータローの謎解きを入須先輩が知った経緯が、遠垣内先輩(3話登場)ではなく糸魚川先生(5話登場)経由になっている(謎解きと関連度が高いのは後者なので配慮したか)。
  • 江波さんが本郷さんを「友達」と語るタイミングが繰り上げられている。
  • 江波さんの紹介する3人の「探偵志願者」が、日を分けた登場ではなく、同じ教室で同時の登場となっている。
  • 京アニサイト*1の予告を見たところ、3人の「探偵志願者」の描写(原作では三章ぶん割かれている)は次回の9話に凝縮し、10話以降の2回をつかってホータローの活躍ぶりと、周囲のリアクションをじっくり見せる趣向のようだ。

その他

  • 入須先輩と里志が言及していたミステリーの鉄則(?)「十戒・九命題・二十則」について→http://teppan1900.blog.fc2.com/blog-entry-254.html。映画の内容に絡めて、ミステリー作品関係のうんちくが今後いろいろ出てきそうなので、ご参考まで(ちなみにぼくは全然ミステリーには詳しくありません)。
  • うんちくといえば、今回はタロットカードのネタも。通学路にて、タロットに通じているらしい里志と千反田さんが、縁のなさそうな摩耶花とホータローを挟んで談笑する位置関係が面白かった。
  • 本編ラストに出てきた英題"Why didn't she ask EBA?"の由来など→http://blog.livedoor.jp/tech89/archives/6487316.html

愚者のエンドロール (角川文庫)

愚者のエンドロール (角川文庫)

*1:http://www.kyotoanimation.co.jp/kotenbu/story/。ここに6/12時点で10・11話の予告が掲載されていたのですが、6/13現在では削除されていました。スタッフの勇み足だったのでしょうか。そのうち復活するはずですが・・・追記。6/15に復活しました。