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『けいおん!!』第12話を見た。

今回は夏フェス編。

けいおん! (3) (まんがタイムKRコミックス)

けいおん! (3) (まんがタイムKRコミックス)

原作コミックの第3巻に出てくる話ですが、原作を読んだ時にぼくはどうも乗れなかったのがこのエピソードでした。まあ、自分がこういう野外の音楽イベントをこれまで一度も体験したことがないので共感できなかっただけかも知れないけれど、夏だから夏フェス、軽音部だから(部活の一環として)夏フェス、って何か取って付けたような気がしていて、それから「左利きのギタリスト」がどうとか「ドレッドヘアのベーシスト」がどうとか、固有名詞も出てこない(原作では何故か目のあたりがぼかしてある)アーティストを引き合いに出されても何だかなあ、だからどうなん?というか。ともかくちょっと『けいおん!』らしからぬテイストだと感じていました。
というわけで、今回にはあまり期待していなかったけれど割と面白かったです。

実は一番ノリノリだった澪

唯の家に集まったときから「私も夏フェスデビュー!」と妙に興奮気味だった澪ちゃんですが、会場に着く前から「身体が2つほしい!」とか「瞬間移動したい!」とか無茶を言ってりっちゃんを困らせます。そういえば、第1期の文化祭ライブの際、人前で歌うのを嫌がるあまり「ベースもドラムも私がやるから!」とりっちゃんに泣きつくくだりもあったけど、いつもは冷静な澪ちゃんの取り乱す姿はどこか子供っぽくて微笑ましくもあります。
また今回は、途中でバンドTシャツに目が向いて夕食の買い出しをすっかり忘れてしまうという、澪にあるまじき失態もありました。こういうポカミスは唯だったらわかるんだけどさ(笑)。ともかくそれだけ気分的に舞い上がっていたんだね。演奏を聞きながら腕を振り上げる表情が良かった。第2期に入ってからの『けいおん!!』はキャラクターの意外な一面が垣間見られるから面白いなあ。

意外に冷静だったりっちゃん&とうとう天然の域に入ったムギちゃん

こういう音楽イベントだと先頭切って駆け出しそうなのがりっちゃんだけど、今回はいつもと逆で澪をなだめるというか、ツッコミの役回りになっていました。まあ、バンドやってる友達もいることだし、野外フェスの観戦経験もあったりするのかな。
修学旅行以降、充実眉毛(笑)の印象が強いムギちゃんは何故か焼きそばにご執心の様子。律と澪がライブ会場とかアーティストの話をしている横から「焼きそば、焼きそば!」って、思いっきりズレてるやん。もしかして狙ってる?(ていうか、このズレたボケっぷりは唯ちゃんの専売特許だったのでは?)。もうお嬢さまキャラのかけらもなくなってしまったねムギちゃん。この人の場合、別に夏フェスじゃなくてどこか地方の夏祭りや花火大会に出かけるとかでも充分良かったのかも(苦笑)。

さりげなく乗り気のあずにゃん

控えめな挙手がカワイイです。

後ろの純ちゃんは来週への伏線かな。

いつのまにかみんなの中心にいる唯

小高い丘の上で遠くから聞こえてくる演奏に耳をすますシークエンス。こういう静かでしっとりしたムードは第2期以降のお気に入りです。唯と梓が話しているところに残りの3人が加わって、気がつくとなぜか唯がみんなの中心にいる。そして、みんなが唯のほうを見て耳を傾けている。

これってけっこう珍しい構図じゃないかなと思います。そして、唯の「私たちの演奏のほうがすごいよね?」というセリフはいつもの何も考えてない天然な感じですが、一応りっちゃんのツッコミが入るものの、みんなにしっかり受け止められている。いつのまにか唯がみんなの精神的支柱になっている、といえば大袈裟かもしれないけどそんな感じの構図。外からは測り得ない5人の絆がそこにある(たぶん)。