『けいおん!!』第3話を見た
今回はスランプに陥った律っちゃんがメイン。話の後半で彼女が憧れていたドラマーとしてキース・ムーン(ザ・フー)の名前が出てきた。何でもキース・ムーンの演奏を見てドラム購入に至ったらしいから、最初に興味を持ったのは中学生の頃からのようだ。中学生でザ・フーとは早熟だなあ。律っちゃんに上の兄弟はいないみたいだから、同年代でバンドやってる友達の影響かも知れない(どっちにしても早熟ですな)。
洋楽ロックミュージシャンについて割と具体的に言及されるのは、第1期の最初の頃に澪がジェフ・ベックやジミヘンの名前を出したとき以来じゃないかな。まあ、それはそうとして、第1話では唯が(知ってか知らずか)ピート・タウンゼントばりの「風車弾き」を披露するシークエンスもあるし、アニメの制作陣にフーのファンがいるのだと思います。
それから、この第3話をもう一度見返してみて気付いたのだけれど、昼食時にウロウロしている律を澪が「渡り鳥、よく言えばコージー・パウエル」なんて言ってるシーンを発見(ここでも洋楽ネタが!)。ぼくはコージー・パウエルについてほとんど知識がないのでで、こちらのサイトを参照されたし・・・なんですが、あのシチュエーションで澪が(おそらく周囲の誰もが知らないであろう)コージー・パウエルの名前を出す必然性は全くないわけで、これは単に制作スタッフの趣味なのか、視聴者の中に少なからず洋楽マニアがいると踏んだ上でのサービス的な演出なのか、とかいろいろ勘ぐりたくなってしまう。
(ロッキング・オンの編集者は本放送をチェックしている→昨日の「けいおん」 - rockin'on 編集部日記 (2010/04/22) | ブログ | RO69(アールオーロック) - ロッキング・オンの音楽情報サイト)
蛇足ながら個人的には、ステージ奥でドラマーが目立たないというのなら「スリム・ジム・ファントムみたいにスタンディング・ドラムにすればいいじゃん!」くらいのフォローがあってもいいかなと(笑)。
上の映像は、ストレイ・キャッツ再結成時のライブ。曲はザ・クラッシュのカバーで有名な"I Fought The Law"。
あと、洋楽ネタとしては、第3話の冒頭で唯がカメのいる水槽に顔をくっつけているカット。口をぽかんと開けて、いくぶん不安げに目を向かって左方向に流している顔つきは『クリムゾン・キングの宮殿』のジャケットそのものではありませんか!
- アーティスト: キング・クリムゾン
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2001/08/10
- メディア: CD
- クリック: 16回
- この商品を含むブログ (15件) を見る