読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

知恩院・青蓮院門跡

知恩院

三条通を東進して東大路通、そこから知恩院へ向かった。

京都に住んでいながら、知恩院といえば除夜の鐘、確か八坂神社の北側にあるお寺だな、くらいの認識しかなかった。

敷地の北にある黒門をくぐり抜け、石垣に挟まれた階段を上っていくところ。なんだかお城の中を歩いているようだ。敷地の広さが窺える。

御影堂です。さすが浄土宗の総本山、堂内は先日訪れた真如堂光明寺に勝とも劣らぬほどの広さときらびやかさがあった。参拝客は結構多かったと思う。畳敷きの堂内ではほとんどの人が正座で、静かに祈りを捧げていた。なぜか焼香の台が設けられていて、何も知らないぼくなんかもみんなの真似をして焼香をあげてみたのだが、親戚に大企業の社長なんかがいたらきっとこんな葬式の光景なんだろうなと縁起でもないことを考えてみたりする。
やがて焼香台の向こうに僧侶が座り、読経を始めた。お経といえばだいたいが漢語でカッチリした響きなのだが、ここで聞いたお経はどちらかというと神社の祝詞のような若干口語混じりのものだった。そして「なーむあーみ、なーむあーみ」と称号に合わせて鉦が叩かれると、周囲は一層厳粛になっていく。実はこれ、回向を申し込んだ人のための読経だったようだが、意味も分からず厳粛なムードに巻き込まれてしまうのもまた面白い経験ではある。ぼくが座っていた正面には

草も木も枯れたる野山にただひとり 松のみのこる弥陀の本願

なる一首が掲げられていた。
知恩院に来たらやっぱり庭園も見たいですなと、拝観料500円を払って庭園エリアに足を踏み入れる。

方丈そばの池。

うん、だいたいどこを撮っても絵になる。なかなか満足。ただ、大小の方丈を含めて庭園内の建物には入ることができない(せいぜい縁側に腰掛けられるくらい)。加えて言えばパンフレットに紹介されている「知恩院の七不思議」なるスポットもその大半が非公開。なかなかしぶちんである。

坂道を登って山亭庭園まで行くと、京都市街(主に東部)が見渡せる。
拝観料500円の共通券を申し込むと境内南部の友禅苑も拝観可能です。

水上の阿弥陀様。

ここも絵になる場所が多い。カメラを回したあとはゆっくり腰を落ち着けたいところだが、この友禅苑も座れる場所が少なくて残念。

青蓮院門跡

9月から不動明王像「青不動」が公開されている青蓮院知恩院から歩いてすぐだからとりあえず行ってみるか、足を向けた。

道すがらのクスノキ。
青蓮院入口まで来るとずらりと並んだ人の列にビックリした。世間の噂に疎いぼくの耳にも青不動公開の話が届いているくらいだから、やっぱり見てみようとする人は多いのだろう。建物の中は廊下も室内も人でぎっしり。一応腰を下ろすことはできるものの、人の多さに圧倒されて風情なんてものは微塵もない。いやいや、このくらいの人出で驚いてはダメなんだろうな。11月以降の紅葉の時期、そこまでいかなくてもライトアップが催される夜間はもっとうんざりするくらいの人で賑わうに違いない。いずれにせよぼくが望む空間はここになかったのは事実で、その証拠にほとんど写真を撮っていません。

庭園を写したこれくらいかな。一応青不動さんも見たけどさほどの感慨もなし。知恩院と比べれば拝観料1000円はこちらの満足度にとうてい見合うものではなかった。残念。

粟田神社の山車

再び知恩院方面に戻り、西へと足を進めると不思議な一団に出会った。

京都のねぷたか!
手前から牛頭大王、法然上人、ヤマタノオロチ、天女、恵比寿さんと続く山車の列。

牛頭大王とヤマタノオロチは八坂神社関連かな。
京都新聞にも写真が上がっていた→お知らせ : 京都新聞
やはり、こういった出し物は夜間の方が映えるのだろう。