ベースでけいおん曲など(2)

先週、発売されたばかりのバンドスコアを購入しました。

ギターの延長で何とか弾いているという初心者レベルなので「バンドやろーよ」の域にはまだまだ達していませんが、けいおん曲のレパートリーはもうちょい増えそうな感じです。

ぴゅあぴゅあはーと

キーはB。一曲だけの小冊子では「半音下げチューニング」の指示がありましたが「バンドやろーよ」のほうではレギュラーチューニングで記譜されています。弾きやすさを考えれば半音下げたほうがいいと思います。
イントロとAメロは、ピアノのフレーズに合わせて16分音符の混じったベースライン、3弦と4弦を交互に弾くのはピック弾きよりも指弾きのほうが取っつきやすそうです。また、歌メロとベースラインで16分音符の入るところが一致しているので、澪のように歌いながら弾くことも(練習次第では)可能かも知れません。
間奏部分の出だしでは、シンコペーションが多用されています。リズム取りにやや戸惑うところですが、これはポリスの名曲"Message In A Bottle"のギターリフと同じ符割りでもあります。
ともあれ8ビートのベースラインを指弾きするのは、ピック弾きよりもリズムキープが難しいですね。

いちごパフェが止まらない

Aメロに出てくるグリッサンドがカッコイイですね。3弦3フレットのルート音Cからそのままグリスアップして5度上の10フレットG、それから2弦同フレットのC。このパターンは4回出てきますが少しずつ弾き方が違っています。グリスアップしたあとにCブルーノートのフレーズを入れるところは弾く人のセンスで自由に変えても面白いでしょう。工夫次第でベーシストの見せ場になるかも知れません。
D
ノリノリで弾いているお兄さん。いやあ、指弾きで高速3連符なんて到底マネできないわ・・・でもこうやって実際に弾いている人を見るとモチベーションが上がりますね。
基本的にルート弾きでも良いと思いますが、サビのC#コードでは3度や5度の音が上手く組み込まれています。あと、ギターとユニゾンするリフはしっかり弾かないとダメですね(これが意外と難しい)。

U&I

この曲もほぼルート弾きで何とかなりそうですが、BメロのDコードやA/C#コードでは、3弦ルートの際に4弦で3度、5度の音を入れたフレーズが出てきます。こういうセンスはベースならではでしょうか、ぜひ見習いたいところです。
間奏終盤のDmコードでは、コードトーンを駆け上がりながら次のEに繋げてもいいかな。
ドラムが休みの静かなパートでハイポジションを使った「聞かせるフレーズ」が出てくる趣向は「ふわふわ時間」や「わたしの恋はホッチキス」と同じですね。
サビ最後のコード進行「Bm - E」では、半音進行を交えながら3弦上をぐんぐん上がっていくフレーズになっています。とくに最終コーラスのサビでは2フレットから12フレットまで上がるので、ここの部分は左手のポジション移動をあらかじめ頭に入れておかないと指がもつれそうです。
ああ、この曲もギターとのユニゾン部分は大事ですね。裏拍から入るところをキッチリと決めたい。

その他

ベースラインのカッコイイ曲としては「ときめきシュガー」や「五月雨20ラブ」もやってみたいところなんですが、あまり手を広げると収拾付かなくなるので後日。それにしても澪がリードヴォーカルをとる曲はたいていベースが凄いんですね、作品上の設定とはいえ、よく高校生が独学でここまで弾けるものだと感心させられます。