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The Kids Are Alright

けいおん!!』第2期20話ラストカットの元ネタ・・・という噂も出ているジャケットのDVD。

キッズ・アー・オールライト(数量生産限定) [DVD]

キッズ・アー・オールライト(数量生産限定) [DVD]

1979年、ドラマーのキース・ムーンが亡くなった翌年に公開されたドキュメンタリー映画です。映画作品といえば2年前に見た『アメイジング・ジャーニー』のほうがドキュメンタリーっぽいかな。こちらは割とミュージックビデオ的に気軽に見られる作品ですね。
どういうわけか、以前からザ・フーについては「演奏がヘタ」という偏見を持っていて、そのせいで長いこと敬遠しておったのだけれど、今にして思えば非常にもったいないことをしたなと思う。ピート・タウンゼントのギターにしても、確かにラフなところはあるけど決して技術的にヘタじゃない。これみよがしにテクニックをひけらかすタイプではない、というだけの話。

DVDにも収められている"Baba O'Riley"。
ここでのピート・タウンゼントのパフォーマンスは素敵すぎる。冒頭から全然ギターを弾いてなくてヒャー!なんて奇声を上げながらタンバリン叩いてるし、曲がアップテンポに突っ走るエンディングでもあまり弾いてなくて、弓なりに身体をくねらせて片足でぴょんぴょん飛び跳ねてる。宴会で酔っぱらった大学生みたいなバカっぽいノリがいい。まあ、シンセのシーケンシャルフレーズは最後まで鳴りっぱなしだし、ジョン・エントウィッスルがベースとは思えないくらいの分厚いオーバードライブサウンドで曲を支えているから、ギターがなくても充分成り立つ曲なのかも知れませんが。
それでいて決めるところはしっかり決めている。同時期の"Won't Get Fooled Again"もそうだけど、あのウィンドミル奏法のストロークをバシッ!バシッ!とジャストミート(死語)で当ててくるのはなかなか出来る技じゃないと思います。長身のタウンゼントだから映えるという面もあるけど、いやあこれは本当に気持ちが良い。
あと、ピート・タウンゼントキース・ムーンのトレードマークになっていた楽器破壊に関して、たしか『アメイジング・ジャーニー』では「アート表現の一環」と語っていたはずだけれど、ここでのインタビューを聞いていると「周囲に煽られてやった」面もあるみたいです。
カバー曲では、ジェイムズ・ブラウンの"Shout And Shimmy"やボ・ディドリーの"Roadrunner"なんかも収録されています。どうせならマーサ&ヴァンデラスの"(Love Is Like A)Heatwave"も聞きたかったな。
以下、参考になるサイト。
『キッズ・アー・オールライト』(1979)むしろ、奇人キースよりもピートの狂気がバンドの歴史である。 良い映画を褒める会。/ウェブリブログ
「けいおん!」にでてきたザ・フー(THE WHO)のオススメ曲10選(動画あり) - esu-kei_text