『けいおん!!ライブイベント Come with Me!!』を見た。

先日、アマゾンから届きました。

今年の2月20日、さいたまスーパーアリーナでの収録ライブ。本編だけで3時間半近くあり、ディスクが届いたのが平日の水曜日だったもので、仕事を終えて帰宅してからぶっ通しで鑑賞する時間的余裕もなく、特典映像も含めて3日に分けて鑑賞することになりました。
冒頭に2期前半のOP&ED曲、挨拶を挟んでキャラソン、DEATH DEVILのナンバー、寸劇、劇中曲・・・と進行は1期のライブイベントとほぼ同じなんですが、途中でメインステージを離れて、観客に取り囲まれる形の小さな中央ステージでの演奏パフォーマンス(ここでは実演なしの当て振りですが)が良かったです。

『いちごパフェがとまらない』の間奏でマシンガンのようにギー太を構える豊崎愛生さん、敬愛するウィルコ・ジョンソンへのオマージュなのか。
澪がメインボーカルの『ときめきシュガー』では、日笠陽子さんが途中でメロディーラインを見失ってしまうハプニングが起こるものの、豊崎さん他メンバーが上手くサポートに回っていました。

あと、当て振りでも手を抜かない佐藤聡美さん。

ドラムは生演奏だけじゃなくてあてぶりも頑張りました。曲を聴きこんでいる人たちには分かるだろうから、ごまかすわけにいかない!と思って。特にフィルやクラッシュを叩くタイミングは絶対に外したくなくて結構練習しました。センターステージに出た時なんかはなおさらで、ずっと気が抜けなかったですね。
*付属ブックレットのインタビューより引用

さすが部長・・・こういう背景を知った上で見ると余計に感動しますね。アンコール後の挨拶では練習がかなりハードでつらかったという吐露もありました。
DEATH DEVILの演奏と寸劇を挟んで実演。

ぴゅあぴゅあはーと』の日笠さん。ぼくもこの曲をベースで練習したことがありますけど、けっこう難しいです。ライブではわりと簡易なフレーズにアレンジを直してあるようですが、それでも歌いながら演奏するのは大変だったと思います(しかもレフティだし)。指板を押さえている右手に視線を落としつつも懸命にメインボーカルを務める姿についつい見入ってしまいました。欲を言えば、澪がメインの曲では日笠さんをセンターポジションに立たせる趣向があってもよかったんだけどな。

『U&I』のイントロフレーズを弾く竹達彩奈さん。あずにゃんと同じくツインテール。この曲ではバックコーラスも担当していました。

ふわふわ時間』の寿美菜子さん。やっぱりピアノ経験者は違うなあ・・・前回ライブと同じく余裕しゃくしゃくの面持ちで間奏を担当。ちなみに『U&I』の間奏も寿さん。個人的には唯&梓のツインリードを見てみたい気持ちもありましたが。
特典映像では、アニメ1期が始まる前の2009年2月に、声優さんたちがはじめて担当楽器と出会う場面もありました。
このライブ全体についての詳細は他の方がきっちりまとめているので、あえてそれを踏襲することは避けて部分的な話に限定して書いていますが、個人的にはキャストの面々がひたむきに頑張っている姿を随所で見ることができたのが良かったですね(とくに生演奏)。アニメ版の描写や劇中曲のクオリティを元に推測すれば、HTTはセミプロ級に歌も演奏もこなす天才少女集団なわけですけど、このライブで見られるのはそれとはまた違った側面、というかアニメや音楽CDとは離れたところでの感慨や生々しさだったと思います。
今後、アニメ3期が実現するのかどうか分かりませんが、それに付随するイベントが企画されるとしたらどんな形になるんでしょうね、再開した原作では大学編・高校編ともに軽音部内の描写が多いし、楽器担当するキャラクターの数も倍増してるし、新規に加わる声優さんはさぞやプレッシャーが大きくなるだろうなと、今から余計な心配をしたりしています(とりあえずは、原作版の「音の出ないけいおん」を静かに見守っていこう・・・)。