『けいおん!!』番外編「企画会議!」を見た。

ぱっつん唯ちゃん再び。
先週の予告編を見た時はてっきり3年生卒業後の話かと思っていたけど、時系列を巻き戻したエピソードなんですね。今回の勧誘ビデオづくりは、さわちゃんの暴走あり、部室でのいつもながらのグダグダあり、最後にはハートウォーミングでそこそこの出来映えを披露、という感じ。第17話の曲作りの展開と似ていると思います。
まあ、梓は自分からは絶対に「よろしくにゃん」なんて言わないとか、唯は意図的にボケを狙うキャラじゃないとか、いくらでも突っ込めるポイントはあるけれど、本編のテンションがふっきれた今となってはマジレスするだけ野暮な話ですよね・・・。
それはそうとして、さわちゃんのエロ親父キャラとか(ここで第2巻冒頭の澪のナースルックが出てくるとは思わなかった)、舌を出して「てへっ」とか、唯がギターのコードを忘れるとか、第1期の懐かしいネタ披露もあってなかなか楽しかったです。あと、途中まではりっちゃんが話のイニシアチブをとっていることもあり、佐藤聡美さんの七色変化ボイスもツボのひとつ。
第1期では最終回(学園祭ライブ)のあとに付けられた番外編が、エピローグ的な位置づけになっているのに対して、第2期の番外編は(次回も)どうやら「こぼれ話」的な扱いのようです。今回のエピソードは第21話のすぐ後に入れ込んでも良かったのでは、あえて最後に持ってくる必然性があったのか、という気もしています。
たぶん、アニメの制作サイドとしてはこの作品に対して「最後の最後まで主役の5人全員をメインに据えたい!」という固い意思があったのだろうと思います。5人というか「4+1」人というか微妙なところですが、いずれにせよ「上級生4人を物語から排除することは避けたい」という思いは強かったに違いないと踏んでいます。
ただ、あずにゃんに関して言えば、どうしても「上級生あっての梓」という弱い位置づけになってしまうんですけどね(個人的には、第5話「お留守番!」のように「梓・憂・純」の下級生トリオをメインにした展開を見たかったのですが)。
次回はさわちゃんのお宅訪問回。ここで未来の唯先生(笑)を垣間見ることができるかな・・・。

けいおん! (2) (まんがタイムKRコミックス)

けいおん! (2) (まんがタイムKRコミックス)

原作2巻。冒頭に勧誘ビデオネタあり。