行く秋を惜しみつつ紅葉とか電車とか

11月から12月にかけて撮った写真を中心に。

サクラ

紅葉といえばこれまでカエデのイメージが強かったのですが、ソメイヨシノなどサクラの葉が紅く染まったのもなかなか美しいことに気づきました。

鴨川沿いで11月上旬に撮ったもの。三条から今出川(その北も、ですが)の川沿いは4月初旬の開花が見事ですが、秋には秋の美しさがありますね。

落葉したものにピントを当ててセンチメンタルに。

12月に入ると色が褪せてきて、枝に残っている葉自体が少なくなってきます。

カエデ


今月に入っても、サクラに比べるとカエデの葉の色合いは健在です。これも鴨川沿いにて撮ったもの。
カエデの紅葉は、必ずしも観光客でごった返す京都市内の寺社にお金を払ってでないと楽しめないものではなく、こうした川沿いを歩きながらタダで楽しむ手もあります。ともあれ、燃えるような葉の色が青空に映えていました。

京阪・七条駅附近にてベニシダレモミジ。

琵琶湖近くの道路沿いで遠景をぼかしつつの一枚。

電車


京阪・中書島駅にて旧3000系特急車両。この駅ホームは湾曲していて、車両が内側に傾きながら入って出ていきます。
こうした列車の傾き(カントというそうです*1)は、京阪だと八幡市駅六地蔵駅でも見られるのですが、今年に入って一眼レフカメラを持ち歩くことが多くなるまでほとんど気づきませんでした(意識して物を見る&確認するためのツールとしてカメラの意義は意外と大きいと思います)。カントは京阪以外では塚口駅(阪急・伊丹線)や鳴尾駅阪神)でも見られますね。

宇治川にかかる観月橋近くから、川を渡る近鉄電車。
北から南へ抜けていく車両と鉄橋の合間からタイミングよく沈む夕日が見えました。

同じく夕暮れの宇治川、京阪宇治駅の西側にかかる鉄橋を渡るJR奈良線
これは日没後の撮影です(日が沈む前だと逆光で車両が真っ黒になってしまったので掲載を見送ります)。撮影したのは12月上旬、手袋を外してカメラを抱えていると手がかじかみそうになる冷え込みでした。ここも川と夕陽と列車を一度に楽しめるスポットだと思います。

おまけとして瀬田川を渡るJR東海道線
先日、アニメ『中二病でも恋がしたい!』の舞台モデルを紹介しているサイト*2でこの付近のショットを見かけたのをきっかけに、京阪石山駅から東に歩いて瀬田川を横断しつつ撮影してみました(ちなみにぼくはアニメの舞台考察ができるほどの土地勘もバイタリティも持ちあわせておらず、単純に自分が見たい&撮りたいものを追いかけているだけの半端者です)。
雨上がりの曇天でなんともどんよりした写真しか撮れなかったですが、晴れた日のできれば夕暮れあるいは日の出近くにもう一度来てみたいところ、たぶんすごく綺麗なんだろうなあ。

*1:カントを含めた解説が掲載されています→電車の線路曲線って何!?

*2:作品の背景描写と撮影写真の比較をされています→つればし 『中二病でも恋がしたい!』 聖地巡礼ガイド ~石山駅周辺・瀬田川大橋エリア~