『けいおん!』大学編7(きらら)

昨日「まんがタイムきらら」11月号を入手、今月は巻頭カラー。
前回の大学編を読んだ後、

ただ、今の時点では恩那組3人がキャラ的に物足りないですね。晶ちゃんはいじられキャラとして認知されているものの、残り2人はまだまだ存在感がありません。今期放映のアニメ『ゆるゆり』でメイン4人(ごらく部)に負けじとサブ4人(生徒会)がキャラクター性を出している点と比較すると、けいおん大学編はもったいないなあ・・・と感じてしまいます。

のような懸念をしてしまったのですが、今回でようやく幸&菖が話のメインに登場してきました。性格的には、幸がやや引っ込み思案なのに対して菖は好奇心旺盛。ボケツッコミの関係性こそ見えないものの、澪&律と相似的なポジションに配置していますね。そういえば連載3回目で澪&幸、律&菖のツーショットが盛り込まれていましたが、楽器パートだけでなく性格も似たもの同士だったとは。
いや、似ているのは性格だけじゃなかったんですね・・・。
ベース担当の2人が長身の巨乳ちゃんで、ドラムス担当のほうがちびっこの貧(ryスレンダー系、というわけで今回の話では、澪と幸が自分の体型を気にする流れから「けいおん!」しては珍しくおっぱいネタがフィーチャーされています。菖が澪に貸したシャツの胸部分の生地が伸びてしまうという、まさかの「ゆるゆり」ネタ拝借も・・・さすがに菖の口から「おっぱい禁止!」のセリフは出てきませんけど、もう大学生ですから。
そういえば、高校時代のエピソードを振り返っても、この作品で胸の大きさを云々するくだりは、二度の合宿回と、梓が2年に進級した時のりっちゃんくらいしか印象にありません(あと、表紙裏の4コマには一度あったかな)。
まあ、今回はおっぱいのことだけでなく、女子ならではの悩みや服のコーディネートに言及する流れもあって、なかなか微笑ましいガールズトーク回になっています。原作基準では、澪のファッションセンスはモッサリ系だったんですね・・・アニメ版では(派手な印象こそないものの)シックにまとめたおしゃれさんの印象が強いのですが*1
で、今回は唯・紬・晶の3人はほとんど出番ナシなんですが、まあそれもいいんじゃないでしょうか。これだけメインキャラが増えたのだから、誰が中心になっても話を回していけるのが理想的、そういうわけでこのエピソードの趣向は評価したいですね。
相変わらずムギちゃんの影は薄いですが、彼女はいずれ来るであろう高校編メンバーとの交流の突破口役として設定されているのは確か(なはず)なので、今後の展開にまたまた期待をつなぎたいと思います。

*1:澪がババシャツ着用の言及もありますが、いまどきの女子的には別にネガティブな表現ではないようですね。5年以上前の記事ですが→ババシャツはいつ市民権を得たのか - Excite Bit コネタ(1/2)