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Page&PlantのライブDVDを入手。

本日、JEUGIA三条本店にてPage&PlantのライブDVDを入手。
ディスクのタイトルは"LIVE IN MILWAUKEE BRADLEY ARENA, 1995"。
Coverdale Pageとしての活動が一段落したジミー・ペイジと、ロバート・プラントが、MTVアンプラグドでかつてのLed Zeppelinナンバーを中心に披露した後、回ったツアーの模様が収録されている。
リージョンオール仕様の輸入盤。どういうわけだかチャプター分割されていないので全編通して見るか、特定の曲演奏を見たければ再生中に早送りor巻き戻しをしなければなない。画面比は4:3で暗がりの場面になるとブロックノイズが散見されるなど映像商品としてはお粗末、サウンドはまあまあです。
以下は演奏曲目についてメモと感想。
1.Shake My Tree
Coverdale Pageのディスク冒頭に収められていたナンバー。ペイジはオートチューニング機構のついたレスポールを使っている。間奏部ではテルミンの披露もある。プラントの声はいまいち。どうでもいい残像処理をほどこすセンスがわからない。よけいなことすな。
2.Lullaby
ツアーメンバーのポール・トンプソンが在籍していたThe Cureの曲だったか。整然とした曲構成がツェッペリンとは違ったテイスト。ただ、演奏時間7分はキツイ。またしても残像処理が憎らしい。
3.No Quarter
既存音源と同じくアコースティックギター&ボーカルだけの構成。冒頭にペイジによる中東風のイントロがつく。MTVライブ版映像からの借用と思われる空撮カットもはさまれる。
4.Gallows Pole
MTV版とほぼ変わりなし。
5.Hurgy Gurdy Solo
Nigel Eatonによるソロタイム。ハーディー・ガーディーは、左手で大正琴のようにボタン式の押弦をしながら、右手のハンドル回転で持続的な擦弦音を奏でる楽器。中東風、あるいはイングランド民謡風(?)のサウンドを披露している。
6.When The Levee Breaks
全曲から続く形でスタート。MTV版と同じくアコースティック楽器による退屈なバージョンだが、間奏部にツェッペリンのオリジナルと同じようなペイジによるスライドプレイが出てくる(ただし、アコギなので音はショボい)。
7.Hey, Hey, What Can I Do
ペイジはダブルネックのオベーションを使用。コードストローク中心のペイジに対して、ポール・トンプソンがスライドプレイを担当しているが、終盤になるまで映されない。
8.The Song Remains The Same
ペイジがおなじみのギブソン・ダブルネックを使用。ソロパートの大半をポール・トンプソンが受け持っているが、曲終盤ではペイジが12弦を豪快に弾き倒す。
9.Since I've Loving You
なぜかクレジット標記されていないが、MTV版と同じくストリングス隊が入る構成。多少つらそうだがプラントの高音も出ている。ドラムの手数が多い。
10.Friends
Egyptian Pharaosという、中東色の濃い弦楽器&打楽器ユニットが加わる。ドラマーのマイケル・リーは、中東の打楽器を交えつつスティックを使わない素手プレイ。
11.Calling To You
中東色の強いギター&ストリングスのリフから始まる。中盤からシャッフルビートのブルースモードに入る。ペイジはストリングベンダーのついたレスポールを使用。モロッコでの撮影と思われる映像カットはMTV版からの借用だろう。
(クレジット無し)
The Doorsの"Break On Through (To The Other Side)"から始まり"Dazed & Confused"につながる(プラントのカットを4分割の鏡像処理しているのは「狂熱のライブ」からのアイデア借用だろう、あまりにもわざとらしい)。
12.Four Sticks
MTV版とほぼ同じエスニックな構成。マイケル・リーはボンゾに倣って両手に2本ずつ、計4本のスティックを使って演奏。タムが叩かれるごとにドラムセットの上でグラグラ揺れている。
13.In The Evening
中東パーカッション&ストリングスの前奏、中東風なコブシの入ったプラントのシャウトから始まる。しかし曲自体が中東アレンジというわけではない。アーミングを多用する都合上ペイジはストラトキャスター(サンバースト、レースセンサーPU付き)を使用。曲後半で熱いソロを聴かせる、プラントとの掛け合いも良い。
13.Black Dog
アンコールを挟み、さしたる前奏もなく始まる。曲開始直後のペイジはタバコを吹かしている。この曲も終盤のソロが熱い。ペイジは全然下手じゃないよな。
14.Kashmir
アレンジはMTV版とほぼ同じだが、中間部のヴァイオリンソロがMTV版よりも長目にとってあるようだ。途中で"Black Dog"の一節を挟み込む趣向はMTV版と同じだが、プラントが"Medication!"と叫ぶくだりはおそらく"Wearing and Tearing"からの引用だろう。ともあれ、エスニック楽団とロックバンドの掛け合いパートは何度聞いても素晴らしい。"Physical Graffiti"の演奏を遥かに凌駕していると思う。
このライブツアーについては、当時音楽雑誌で何度か鑑賞レポートを読んだ気がする。たしか、ツアー当初はエスニック色を前面に出したり他メンバーの曲もプレイしていたけど、ツアーが進むにつれてツェッペリン曲ばかりの演奏になっていったとか、そんな内容だった記憶がある。