Asian Dub Foundationのライブに行ってきた。

3月5日 at 名古屋のクラブクアトロ
前座はThe Qemists。去年からADFやProdigyと合わせてiPod nanoに入れて聴いてます。デジロックっていうのですかね、Prodigyよりはロックよりのサウンド。とにかく刺激的でかっこいい。
メンバーはボーカル3名(歌担当:男女各1、ラップ担当:男1)と、ギター1名(ポールリードスミス風のギターでした)、ドラム1名、シーケンサーサンプラー担当1名。ボーカルは曲によって入れ替わりという構成でした。女性のボーカリストさんはソウルフルなイメージですね。分厚い重低音に負けないボイス。男性のほうはロックボーカリスト然とした感じのシャウトで煽られた客は乗るわ乗るわ。
休憩を挟んでAsian Dub Foundation
メンバーはボーカル2名、ギター1名(ピックアップがSSH使用のストラトキャスター)、ベース1名(スティングレイ)、パーカッション1名、シーケンサーサンプラー担当1名。
ボーカリストさんは見たところ40代半ばのおっちゃんですが、パワフルでした。客を乗せるのが上手い。メンバーの中で目を引いたのは長髪でイカツイ体格のパーカッショニスト。ステージ奥では有名なインド打楽器のタブラを叩き、時折大きな筒状の太鼓(ドールというらしい)を抱えてバチで連打。これがむっちゃスパイシーな(変な形容ですが)サウンドなんですわ。ADFといえば、ロックとテクノとダブとインド音楽のごった煮になったサウンドが特色ですが、やっぱりエスニックな色合いがフィーチャーされると食が進む(変な形容ですが)感じになってきます。やっぱクミンとカルダモン入ると味が違うわ!みたいな。
ぼくは、2000年頃に"Community Music"を聞いてから長いことブランクがあって、最近になって"Punkara"と"A History Of Now"を入手したくらいで、耳に馴染んでいるナンバーは半分もいかないです。曲名紹介やイントロのギターリフが出てきた段階でウワーッ!と歓声が聞こえてくるのに自分は付いていけない、という悲しさもあったりしましたが、まあそれは仕方ないとしましょう。
前座と合わせて2時間半くらいのステージでしたが、フロアの前半分はほとんどモッシュみたいな感じで人の波の上を泳いでる兄さんたちも見かけました。ぼくは体力的に無理なんで後ろの方でおとなしく見ていましたが、ロック系のライブとなればやっぱり小さなハコでのオールスタンディング形式に行ってみたくなる性分は20代の頃から変わらず。こういうライブは音楽そのものもさることながら、ノリまくってる人たちを間近で眺める楽しさも大きなポイントやなと感じました。

残念ながら今回のライブでは披露されなかったけど、イギー・ポップがゲスト参加の"No Fun"。ロックとエスニックの理想的すぎる融合。

ロック&エスニックといえば、ラシッド・タハのカバーした"Rock The Casbah"もええ感じですな。元The Clashのミック・ジョーンズも参加。