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『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』第7話を見た。

桐乃の作家デビュー回(前半?)。
先に原作小説(第3巻)を買って読んでみたのですが、これは禁断の果実だったかな。第3章の渋谷取材エピソードが面白いこと面白いこと。桐乃のケータイ小説プロットの荒唐無稽さはもちろんですが、そこにすかさず入ってくる京介のツッコミが絶妙のタイミングだし、終盤になりゆきで入ったラブホのくだりでは何度も腹を抱えて笑ってしまいました。
後日談で、麻奈実が桐乃の言った「ラブホテル」を「ラブホタル」に聞き違えてるところは、地味子ならではの天然さか。いやいや、ひょっとするとわざと聞き間違えた振りをすることで京介に恥ずかしい思いをさせない配慮、という線もアリですね。
原作のほうで大満足した後でアニメ版を見るとかなりの急展開に見えるわけで「ああ、せっかくの面白い所はしょっちゃってるなあ、もったいないなあ」と、ガッカリした気分になってしまいました。まあ、時間の都合でそうならざるをえないことは重々分かるのですが。やっぱり原作は後の楽しみにとっておいたほうがよかったかな(とはいえコンビニの看板に書かれた「SisterMart」のロゴには「お前んとこ何屋じゃ!」と突っ込みながら笑いましたが)。
ぼくはケータイ小説についてほとんど知らないので、桐乃の書いたハチャメチャなプロットをわりと単純に面白がって満足できたふしもあると思います。人によっては「ケータイ小説をバカにしている!」と感じるのではないかと心配になったりもしますが・・・*1
原作3巻発売後のインタビュー記事より、編集者さんのコメント。

三木:ちょっとのぞいてみたい未知の領域って、かいま見れるとニヤリとできると思うんです。あとこれはやや後付けなんですが、『俺の妹』シリーズには『魅力の再確認』というコンセプトがあって、一巻や二巻では京介が「オタクって別に世間であんなに言われるほどの奴らじゃない」と知って、既存の評価をぶち壊しました。第三巻では、「スイーツ(笑)」に代表されるように、ネットでは特に「ケータイ小説」がある意味茶化されたり揶揄される存在になっていますが、それを京介が「意外とケータイ小説って悪く無いじゃん、みんな必死で頑張ってんじゃん」と感じるような内容となっています。
「俺の妹(3)」発売記念 伏見つかさ先生インタビュー -後編- - アキバBlog

なるほどね、これは後付けの見方かも知れないけれど。ともあれ京介は良い意味で未知の領域へのナビゲーターになっていると思います。

*1:まあ、それを言うなら沙織の出で立ちを「キモオタファッション」と形容されることで気を悪くする人もいるよな、という見方も可能になるわけですが。