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山科の寺院(2)本願寺跡ほか

前回の続き。
三条通から続く道をさらに東へ、五条別れのあたりから南下して山科中央公園に到着。

公園東側の茂みに立っている石碑に「山科本願寺土塁跡」と刻まれています。
井上鋭夫著『本願寺』によれば、浄土真宗の拠点として山科にあった本願寺は、1483年に蓮如によって建てられたもの。応仁の乱で京都の中心部が焼けてしまっていたこともあり、山科の本願寺は「寺中広大、無辺荘厳ただ仏国の如し」とも評されたとか。しかし、それから約50年後の1532年には日蓮宗徒たちによって焼かれてしまいます。ちなみに山科以前の本願寺は東山大谷に置かれていて、比叡山の山法師や犬神人たちに奪われたという経緯もあるそうです。

公園の少し東、山階小学校の北側には蓮如の廟がありました。木々に囲まれてひっそりと静かな一帯です。

もう一枚。

蓮如関係のスポットとして、外環状線の東側に「蓮如上人御指図の井」があります。蓮如が杖で指し示すと、それまで涸れ井戸だったところから水がこんこんと湧き出てきたという伝説の井戸。

この井戸から北東方向にある光照寺の隣は山科本願寺南殿跡。

周囲はフェンスに囲まれた空き地でした。できれば史跡としてちゃんと整備してほしいところですが。

掲示板。

山科にあるのは本願寺跡地だけではありませんでした。先ほどの蓮如廟の東側、西友山科店の南西にある西本願寺の別院。一般の人も中に入れますが観光用のお寺ではないので敷地内は静かです。本堂では講話の最中でした。

こちらは、山科中央公園の北東にある東本願寺の別院・長福寺。境内には蓮如像がありました。