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『けいおん!!』第13話を見た。

ええと、今回で1クール、第2期前半戦終了ですかね。
第13話「残暑見舞い!」は、第5話「お留守番!」と似た感じで、梓・憂・純の2年生3人がメインの展開でした。一応3年生の4人も出てくることは出てくるけど、ほとんどがあずにゃんの夢の中に登場するという変則的な演出。
スイカと天ぷらの食べ合わせ、澪のホラー映画鑑賞&気絶、福引きで当てたフィンランド旅行・・・3回も夢オチが続くってどういうこと? これって脚本の手抜きじゃないのか? と思ったりもしたんですが、意外にもこの夢オチ三連発が、物語の最後のほうでボディーブローのように効いてくるんですよね。

「また、わたし夢見てるのかな・・・」

夢から本当に醒めたとき、自分だけが取り残されてしまうのではないか・・・という梓の不安を暗示するような夢オチの反復。そして夏祭りの場面で多用される、夢とも現実ともつかぬソフトフォーカス&スローモーションの演出。これは、第2期スタート時点から言われている「あずにゃんのぼっち問題」を浮き彫りにしているのだと思います。
あるいは、これは単にあずにゃんだけでなく視聴者への「お別れ」の暗示なのかも知れません。おそらくは第2期の終了時点で3年生たちは卒業することだろうし、卒業後の彼女たちがどんな進路をとろうとも、高校の軽音部を舞台にした5人のゆるゆるまったりな「けいおん」はそこで幕引きです。もしかすると、第2期以降の続編はないよ、唯たちの卒業で終わりなんだよ、という制作サイドからの暗示なんじゃないかな、と思ったりもします*1
ぼくがリアルタイムで見ているのは第2期からですが、毎週欠かさず見続けていると、いつの間にか単にカワイイというだけでなくてキャラクターのそれぞれに愛着というか愛おしさを感じるようになっています。別に「俺の嫁」とかは言いませんけど、中でも一番のお気に入りであるあずにゃんが3年生を迎えることなく物語の幕切れを迎えるとしたら、それはもうやりきれない気持ちでいっぱいになると思いますが、その一方でそれも仕方ないかな、とも思います。
連載中のコミックでは大学進学を視野に入れた展開に入っているようですが、下手に大学編を作って話をダラダラ続けるのもどうかなと思います。4人が同じ大学の同じ軽音サークルに入る(しかも、そこは部員数ゼロで廃部寸前!)というのは不自然だし、それぞれが別々の活動をしながらHTTも並行して継続させるとなれば話をまとめるのに難儀しそうだし。まあ、新入部員投入であずにゃんメインの新生HTTというのもありといえばありだけど、それは全然別の物語と考えたほうがよさそう。

*1:第2期に入ってから、バンド演奏のシーンが少ない、軽音部以外の描写が多い、というのも、視聴者を「けいおん!」のなくなった世界に慣れさせるための、制作サイドの親心か。いやいやそれは深読み過ぎる。