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アンコール・ワット展

JR京都駅・伊勢丹の7階にある美術館「えき」で開催中のアンコール・ワット展を見に行った。
9世紀〜15世紀のカンボジア地方にあったアンコール朝(クメール王朝)の仏像・神像が中心の展覧会。青緑色をしたブロンズ像の展示が多かったと思う。東南アジアの仏教となればやはり西にある本家・インドからの伝来なのだろうが、インドからは仏教だけでなくヒンドゥー教も伝わってきたらしい。今回の展覧会でもシヴァやブラフマーなどヒンドゥー教の神像がかなりあった。観覧中にとったメモより。

ナーガ(霊蛇。仏像の後方に7匹ほど配置されているものが多かった)
ガネーシャ歓喜天シヴァ神とウマー妃の子。象の顔をもつ)
ガルダ(鳥のくちばしをもつ)
ナラシンハ(獅子男。ヴィシュヌ神の化身。阿修羅(アスラ)を退治する)
リンガ(シヴァの男根。崇拝の対象)
ナンディン(牡牛。シヴァの乗り物)

ガネーシャといえば極彩色でゴテゴテっと描かれたインド絵画のイメージが強い。ぱっと思いついたのはジミヘンのジャケットなんだが・・・あれガネーシャはほとんど映っていないぞ。

アクシス:ボールド・アズ・ラヴ

アクシス:ボールド・アズ・ラヴ

ともあれ、今回の展示で見た無彩色のブロンズ像のほうが素朴で味わいがあるな。

展覧会で買った卓上カレンダーより(用紙の光沢でカメラや手が映ってしまった)

こちらは「ナーガを押さえ込むガルダ」の図。
仏像では、目を閉じて瞑想に耽っているかのような表情のもの多かった。

写真はプラシュニャーパラミター(般若波羅蜜多菩薩)。この「閉眼」スタイルはバイヨン様式というらしい。
ほかの仏像系統ではラクシュミー(吉祥天)の立像が展示されていたが、これが仏像らしからぬ巨乳さんなのでビックリした。どうやらクメール人の女性を神格化したものでもあるらしい。胸が大きいのは多産や豊穣を願うゆえなのだろうか。
展示の最後のほうには大きな獅子像シンハがあった。獅子といっても動物園のライオンではなく想像上の動物である。そのどっしりした姿を見ていると、おそらく沖縄のシーサーや日本の狛犬も同系列なのだなと思った。