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フランス語における語末の子音

先日は英語と韓国語における語末の(発音されない)子音について書いてみたが、今回はフランス語です。ぼくがフランス語を勉強したのは学生時代なので、もうかれこれ10年以上前のこと。書いてある言葉を見れば何とか発音はできるけど、意味は分からない・・・くらいのレベルだと思っていたのだが、その発音の知識すら怪しくなっている。
それはともかく、フランス語でも語末の子音が発音されないことが多いのは有名。

語末の子音字は一般に発音されない(mais, nuit, regard)が、c, r, f, l(英語のcarefulで覚えるとよい)は、発音される傾向がある(public, mer, chef, fil)。
Le Dico 現代フランス語辞典より引用

単に「発音されない」だけなら、ああそうかで済ませられるのだけど、たとえば"petit amis"のようにリエゾンが起こると、普段は発音されないはずの子音が「復活」する。"petit"は単体で「プティ」だからといって"petit amis"が「プティアミ」にはならず「プティタミ」と発音しなければならない。普段からこんなことをいちいち考えながらフランス人は喋っているのだろうか・・・などと考え出すと途端にフランス語が嫌いになってしまうに違いない。
そこでヒントになるのが、またしても韓国語のパッチムにおける内破音である。
これはべつに韓国語に限った話ではないと思うのだが、内破音の考え方はリエゾンを考えるときに便利だ。つまり、フランス語話者が"petit"と発音する際には、最後の"t"は音に出さないだけで(韓国語のt系パッチムと同じように)舌先を上の歯の裏にくっつけて(次に母音始まりの単語が出てきたら)すぐさま"t"音が発音できるようにスタンバっているのではないか、とぼくは思うのです。
ここでぼくに賛同してくれるご意見を発見。

朝鮮語タイ語などでは舌などを発音するときの位置にもって行きますが、実際の音は出しません。
つまり日本語の「ップ」「ック」「ット」の「プ・ク・ト」を発音する一歩手前で止めるような感じです。
フランス語で語末子音を発音しないことが多いのは、こうした現象が進んだ結果なのかもしれません。
”MONT BLANC”(モンブラン) などフランス語では、語尾の子音を発音しないことが多... - Yahoo!知恵袋

ほうほう。ちなみに韓国語にもリエゾンは出てきますよね。
たとえば「밥을 먹고 싶어요(パブルモッコシッポヨ:ご飯が食べたいです)」みたいな感じで。タイ語については全然知らないけれど、もしかすると似たような発音規則があるのかも知れない。