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高麗美術館&上賀茂神社

高麗美術館

地下鉄北大路駅から市バス(37番・西賀茂車庫前ゆき)で鴨川中学校前下車。

静かな住宅街に面した小さな美術館ですが、バス停前に大きな案内表示があるのですぐ分かります。今日から「朝鮮の住まいと調度 木工家具に見る美意識」と題した企画展をやっていた。チャン*1やクェ*2などの収納家具、机など、どれも美しい装飾を施されているものの、派手派手しさが全くなく、シンプルでシック。こういったテイストの李朝家具は日本人受けしやすいんじゃないかな。ぼくは李朝時代の美術品といえば白磁くらいしか知らなかったのだが。
李朝家具についてはこちらのサイトが詳しい。→http://www.ethnica.jp/guide/korea/
二階では、美術館の創設者・鄭詔文さんの出演したテレビ番組(司馬遼太郎の「街道をゆく」ほか)が流されていた。鄭さんは6歳のときに朝鮮半島から日本に渡って来た人で、戦後に母国が南北に分断されたことを嘆き、南北統一が実現するまでは帰国するまい、それまではせめて自分の手元に理想の母国を作っておこうと、さまざまな美術品の収集を始めたらしい。また、美術館の「高麗」にも母国統一の願いが込められているとのこと。
休みの日だったが、ぼくが来たときは入場者が数人しかおらず閑散としていた。まあ、ひっそりとしたくらいの静かな雰囲気のほうがこの美術館には合っているかも知れない。来年の一月には干支にちなんで(?)虎関係の展示をするらしい。また行ってみよう。

入口にある二対の石像が目印。

上賀茂神社

高麗美術館から加茂川を渡って東側にある上賀茂神社へ。

本殿では特別展示が催されているようだが、足を向ける人はいない。それもそのはず、今日は観月祭。

敷地内の芝生周辺には大勢の人が集まっていた。

4時半から祭事。ぼくが行ったときにはすでに受付終了で、お供え物のおこぼれにはあずかれず(ただし、芝生での観覧は自由)。マイクを手にした神主さんが式進行を務める。神様(アマノウズメ?)を呼び込んだり、玉串を捧げたり、祝詞を読み上げたり、その度にぼくたち一般客も
「参列者の皆様、ご起立下さい」
「低頭をお願いします」
「低頭をお直しの上、お座り下さい」
といった神主さんの指示に従って、立ったり座ったり黙礼しなければならなかった。なんだか学校の卒業式みたいだなあ。

祭事のあと、近所の保育園児による合唱と合奏。オープニングナンバーは美空ひばりの『川の流れのように』・・・って誰が選曲したんだ(笑)。どう考えても子供の歌う曲じゃないよ。この後も夜の7時半あたりまで観月の催しが続けられるそうだが、日が落ちてくると半袖シャツ一枚のぼくはさすがに寒くて耐えられそうにないので、そそくさと神社をあとにした。今夜はお月見できたのかな。

*1:장:漢字では木へんに蔵。

*2:궤:漢字では櫃。