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台湾旅行(1日目・二二八記念館〜西門〜龍山寺)

初めての台湾旅行にして一人旅。パッケージツアーならぬ3泊4日の旅でした。
30過ぎの男がひとりでノコノコと台湾へ出かけることに何の必然性もないといえばないのだが、まあ、たまにはふらっと海外にでもと思っている人には割と行きやすい、ビギナー向けの旅だったと思う。今回滞在したのは台北高雄の2ヶ所。どちらも台湾高速鉄道で行ける都市部であり、日本でいえば新幹線で東京と大阪に行ってきたぞ!みたいな、非常に大味な道程ではあった。ま、ビギナーということで。
日本円から台湾ドルへの両替は関空で。言葉が通じない故のトラブルを恐れて日本で済ませた。
レートはNT$1=¥3.29。ところで、旅行本によると現地の空港で両替をしたほうが有利らしいが、ふたを開けてみると確かにその通り、桃園国際空港内の台湾銀行で見たレート表示をもとに計算してみたところ、NT$1=¥2.88(うわっ、思いきり損してるやんけ・・・)。いささかショックではあるもののこれもひとつの勉強、どうせ台湾は物価が安いからまあいいかと自分をなだめる。
空港から出る前に「放客検疫」という検疫コーナーを通る。そこで検疫官のお姉さんに一瞬で測れるタイプの体温計を耳に当てられビックリ。すぐさま放免となったのだが、国際的に流行っている新型インフルエンザ対策の模様。その後、台湾市内でマスク姿の人々を見かけるにつけ、日本以上にインフルエンザに神経質になっていることが窺えた。
空港からバス、地下鉄(捷運)を経由して台北市内の優美飯館(YOMI HOTEL)へ。グレード的には中くらいと思われるが、室内にはリビング(?)と寝室に1台ずつ40インチくらいの大きな液晶テレビが設置されていてビックリ。ここに泊まった人はテレビを見るくらいしかやることがないと踏んでいるのかどうか、チャンネル数が60〜70と無駄に多い。海外放送(日本のNHK衛星)とか、日本のアダルトチャンネルも無料で見られるようだった。
しばし一服してから*1外出。

地下鉄「台湾医大」で下車すぐのところにある二二八記念館へ。ここでも体温チェックを受けた。館内では日本統治時代から戦後の二二八事件、白色テロに至るまでの経緯が資料を交えて詳細に紹介されている。それはそれで非常に興味深いところだが、昨晩から一睡もしていないツケがここに来て一気に襲ってきた。立っているだけでも睡魔と疲労でガクッと膝を折ってしまうくらい(ぼくはジャングルを行軍している日本兵か)。ともあれまったく資料の内容が頭に入ってこないのでわざわざやってきた意味が全くなし、非常に残念な訪問であった。

記念館のすぐ近くにある総統府。日本統治期には台湾総督府だった建物である。さすが国家元首のおわします場所だけあってものものしい。建物の正面には機関銃を抱えた衛兵の姿も見えた。
夕ごはんは、地下鉄「西門」近くにある東一排骨で。ここで排骨飯(パーグウファン)を食べる。簡単にいえばとんかつ定食である。これに野菜炒めをつけてNT$170。日本の感覚では安い方だしかなり腹もふくれる。ただ、味が単調なのと微妙に脂っこいために胃もたれも激しい。好き嫌いが分かれるかも知れない。
店内はかなり広く、むかしはキャバレーかダンスホールだったんじゃないかと思う。ムード音楽っぽい調子で流れてくる「枯葉」や「サマータイム」なんかのスタンダードナンバーが料理と良い具合にミスマッチ(笑)。ウェイターとウェイトレスは年季の入ったおっちゃん&おばちゃん揃いで、なんだか時代から取り残された情景を見るようでもあった。ある程度の日本語も通じる。
西門界隈は若者たちの遊び場。大阪でいえば心斎橋あたりと雰囲気が似ているかな。

広場では既製曲に合わせて腕前(欧米や日本のロックナンバー)を披露するドラム少女を発見。なかなかのテクです。
西門から南方向へ行くと日本人観光客に人気の龍山寺がある。ぼくは最初、地図を読み間違えて龍山寺より1つ東の通り*2に入ってしまったのだが、ここはここで良かった。地蔵王廟なる文字が見え、奥に祀られている仏様に向かって数十人の老人たちが読経をささげていた。その読経には独特のメロディーが付けられており、日本でいえば御詠歌が近いかも知れない。それはともかく爺さん婆さんのペンタトニックな節回しには癒されるものがある。ただ、かなり厳粛な雰囲気だったので写真撮影は控えた。
さてお目当ての龍山寺

境内に入ると、出入り口付近の男性から7本ほど中国式の長い線香を手渡され「これを持ってあっちでお祈りしてこい」といった感じの身振りで促される。まったく部外者のぼくがお祈りも何もあったもんじゃないが、見よう見まねで周囲の人がやっているように数回頭を前方に下げたり、線香を振ったりしたのち、前にある香炉に差した。ここの読経もたおやかで良い感じ。

地下鉄「龍山寺」の入口に下がっている赤提灯はいかにもアジアンテイストですね。
駅近くの広場では、夜間にもかかわらずカラオケ大会が催されている模様。爺さんが演歌チックなナンバー(歌詞は中国語)を披露している前で数組の男女が社交ダンスをしている、非常にレトロで不思議な光景だった。

*1:タバコを吸う意味ではない。室内は禁煙なので念のため。

*2:西昌街という細いストリート、付近の区域は漢方薬材街らしい。地球の歩き方参照。